インド女性の民族衣装
インド女性の民族衣装、出会いの伝統に現代のファッション性を融合させることに成功したのが、インドの高級ブランド「サティヤ・ポール」。伝統意匠の世界にコンピュータグラフィックを取り入れた斬新なサリーが話題を呼んでいる。
最新コレクションでは、タロットカードからインスピレーションを得たシリーズを発表。デザインを手がけたプンニート・ナンダが「タロットカードを芸術作品に昇華させるのに9ヵ月も費やした」と語っているように、これまでにないシックで独特の世界観を生み出している。
同ブランドには、革新的な生地のウェーブ技術を導入した「ミュージアム」ライン、クラシックなウェーブ模様を復刻させた「ルネッサンス」ラインなど4ラインがあり、7500(約1万4000円)~7万5000ルピーで購入できる。
最新技術と伝統手法を駆使して、サティヤ・ポールのデザインはさらにいく。グーグルをもじった“Oogle”柄、マギーヌードルのロゴ柄の生地など、世相や生活を反映した遊び心のあるサリーもあれば、WWF(世界自然保護基金)の支援ブランドとして、津波や絶滅危惧種の野生動物をモチーフにした・社会派・サリーもある。
そんなクリエイティビティが認められ、サティヤ・ポールはボリウッドの女優らインドセレブも支持する人気ブランドに成長。最近、マレーシアにも進出を果たした。インドにも押し寄せてきているファストファッションの脅威に勝つには、こうした方法で生き残るしかないのだ。服作りというのは、顧客を引き込み、注目を集め、わくわくさせるような側面を持っていなければならない。サティヤ・ポールはまさに、そういう存在だ。